古山果樹園では、あえて小規模家族経営を行うことで、ひと玉ひと玉と向き合えるようにしています。
出荷する果実のすべてに、自分自身の手で触れ、しっかりと向き合いたいという想いから、小規模家族経営にこだわっています。
栽培はもちろんのこと、収穫から出荷までのすべてを一貫して家族で行っております。
安心安全は当たり前、美味しさにもこだわりたい。
その想いを実現するため、家族経営になりました。
太陽の恵みをいっぱいに受けて育つフルーツたち。古山果樹園の圃場についてご紹介します。
全国的にも日照時間の長い福島県福島市で、山々に囲まれた広い台地で太陽の光をいっぱいに受けることで、甘みのあるフルーツに育つのです。
古山果樹園では、ステビア農法を取り入れています。
ステビア農法は、鹿児島県でステビアを栽培していた農家が、ステビアの葉を刈り取った茎を堆肥としてミカンを栽培したところ、ミカンの味が変わったことから利用されるようになったと言われ、その後さまざまなフルーツ栽培にも用いられている注目の農法です。フルーツだけでなく、どんな植物にでも効果があり、他のどんな農法と組み合わせても相性抜群ですが、ステビア農法単体でも充分すぎるほどその成果を発揮します。
古山果樹園では以前からこのステビア農法を取り入れ、独自に改良を積み重ねてきました。
ステビアの抗酸化性や抗病性のある成分は植物の免疫機能を改善し、本来持っている植物の病害虫への抵抗力をアップします。また、ステビア自体が持っている分解物質を植物が素直に吸収することによって次のような効果が見込めます。
①土壌の有効微生物の増加による土壌改良作用
土壌に生息する有用微生物は、さまざまな物質を植物が吸収できるような形で分解を行い、植物はその栄養を吸収して育つことができ、野菜や果物の自然の味が出てきて、ビタミンやミネラルの豊富な作物が摂ることができ、果物の甘みは増し、野菜がみずみずしくなり、風味(味・香り・歯触り)がよくなります。
②農作物の日持ち向上作用
ステビアの有用成分、特に抗酸化作用の成分を作物が吸収すると、果実などは日持ちが良くなります。したがって、新鮮さを保つことができるようになります。
③作物の生長促進作用
ステビア農法を行うと作物の根の張りがよくなるため、養分の吸収効果も高くなります。ステビアに含まれるミネラル、ビタミン、抗酸化有用物質などが理想的に含まれているため、植物の生長に最も有用に働くのではないかと考えられています。
④収穫期間の延長による収量向上作用
植物の免疫性と耐性が向上することによって活力が増し、長生きすることが出来る様になります。当然のこととして、繁殖、生長によって収穫も増え、品質も安定化します。また、種の発芽率も良くなります。
⑤栄養素が向上作用
農作物のミネラルやビタミン類を増加させる効果もあり、とくにカリウムやビタミンCの増加が明らかにされています。
⑥残留農薬及び硝酸態窒素が低減作用
近年、農産物の安全性が重要視されています。とりわけ硝酸態窒素は発がん性に関係があると指摘されています。
ステビア農法は、硝酸態窒素を低減する有用な手段であり、農産物の価値を高めます。これまでの測定結果から、ほうれん草などの葉菜類では、硝酸態窒素が減ることによって苦みなどが少なくなり、食味もよくなる傾向があります。